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引っ越しの際の本の梱包方法
[ 梱包方法 ]

引越しの際の本の梱包方法

引越しの際、「本」は「本棚」に入れたまま運搬することは通常できませんので、別にして梱包する必要があります。しかし実際に梱包しようとすると、意外と時間のかかる、難しい作業であることに気づくのではないでしょうか。そのうえ本は雨や汚れに弱く、つぶれや折れ曲がりもしやすいため、適切な梱包を行わないとキズになってしまいます。

この記事では、「引越し時」における「本の梱包方法」、および「本棚の荷造り方法」について具体的に解説します。大切な本や本棚を守るために、ぜひ参考にしてください。

本の荷造りの際に気をつけること

  1. ダンボールで梱包する

    数冊程度であれば問題ありませんが、本棚を必要とするほどの冊数であればダンボールで梱包することを強くお勧めします。 荷造りが楽になるだけではなく、引越し後にまた本棚にしまう際にもまとまった作業ができるので便利です。また、本を破損から守るためにももちろん効果的です。

  2. 「持ち運べる重さ」を心がける

    本の1冊1冊は比較的軽く薄いので、つい全部を1箱に詰めてしまいがちです。 しかし大量の本をひとまとめに梱包すると予想外な重量になり、持ち運びが困難になるほか、ダンボール箱の底が抜けてしまう恐れがあります。 できるかぎり新しくて丈夫なダンボールを使用するとともに、梱包したダンボール箱が「持ち運べる重さ」になるよう、本の量によってはいくつかの箱に小分けしましょう。

  3. 「早めの荷造り」を心がける

    本は、文庫本や漫画の単行本、ハードカバーなどでそれぞれサイズ(判型)や厚みが異なります。そのため、いざ荷造りする段になって、ダンボール箱にうまく収められずに苦戦する可能性もあり得るでしょう。 「ただ箱に詰めるだけだから簡単」と思わず、本の梱包は「意外と時間がかかる」ものとして、引越しを控えている場合は早めの荷造りを心がけましょう。

本の梱包方法

準備するもの

本の梱包で準備するもの
ダンボール

「本の荷造りに最適なダンボール」を選ぶために、以下の点に気をつけてみてください。

小さめのサイズ

「100サイズ(外形3辺の合計が100cm)」以下のものがオススメです。
それより大きなダンボール箱だと、重くて持てなくなる可能性もあります。

丈夫な材質

一概にダンボールといってもさまざまな材質(厚み・硬さ)があります。
厚みがあって丈夫なものほどやや高価にはなりますが、本の梱包には適しています。

テープ

ダンボール箱の組み立て時やフタを閉じる際に使用するほか、底抜け防止で箱を補強するためにも必要です。梱包や補強に適したテープには以下のようなものがあります。

クラフトテープ

比較的安価で、手で簡単に切ることできるため手軽です。
表面がラミネート加工されているため耐水性が高いという利点がありますが、その反面、重ね貼りには向きません。

布テープ

厚みがあるため丈夫です。粘着力に優れ、重ね貼りも問題ありません。
重量のある本の梱包時など、より強固な補強をしたい場合に適しています。

OPPテープ(透明テープ)

耐水性が高く、粘着力にも優れます。 より強度を上げたい場合は、厚みのあるものを選びましょう。
手では切りにくいため、ハサミなどをご用意ください。

緩衝材

プチプチなどの緩衝材で本を包むことで、発送中の本のつぶれや破損を防ぎます。

おすすめの梱包資材はこちら

ダンボールワンではお引越しの際の本の梱包にぴったりな資材を豊富にご用意しております。

梱包方法

梱包方法
STEP
本をサイズごとに分ける

さまざまなサイズの本を雑多に箱詰めすると、ダンボール内に隙間ができやすくなります。
余計な隙間があると、運搬時に本が動いてキズの原因になります。
あらかじめ本のサイズごとに分類しておき、できるだけ同判型で統一して箱詰めするようにしましょう。
サイズを考慮してうまくダンボール箱に収めることができれば、緩衝材を省くこともできます。

STEP
ダンボールの組み立て

ダンボールは歪まないように組み立てましょう。歪みは箱の破損(中身の飛び出し)の原因になります。
組み上がったら、箱の底の部分にテープを貼って補強します。
底フタの合わせ目を「一字」に貼っただけでは、重量のある本の梱包にはやや不安が
残ります。デープが「十字」や「H字」になるように貼りましょう。

STEP
本をダンボール箱に入れる

できるだけ「平積み・平置き」で箱に入れるようにしてください。
運搬時は本の入った箱に別の箱を積み上げられることもありますので、背表紙が見えるようにして入れると負荷がかかって痛みやすくなります。
同じく負荷を軽減するために、厚さのある本や重い本から順番に底のほうに詰め、薄い本や軽い本は後から詰めるようにしましょう。
また、2列以上並べて平積みする場合は、背表紙と背表紙を合わせて入れるようにしましょう。

STEP
隙間を緩衝材で埋める

隙間ができてしまう場合は、箱の中で本が動かないように緩衝材で埋めましょう。
ざら紙や新聞紙などでも大丈夫ですが、プチプチを使用するとより安定感が増し、汚れも防げます。タイトルの説明がはいります

雨天時の水濡れ防止方法

引越し当日に、あいにくの天気ということもあるでしょう。
引越し業者はおおむね雨対策をしてくれますが、建物の立地によってトラックの荷台から玄関までの距離がある場合など、荷物が多少濡れてしまうこともないとは言えません。
雨や雪が降りそうな時は、荷造りの段階で以下のような水濡れ対策をしておくと安心です。

  1. 本をビニール袋などで包む

    梱包する前に、本をOPP袋(ビニール袋)に入れておきます。複数冊をまとめる場合は、テープ不要の「ストレッチフィルム」を代用すると簡単かつ便利です。

  2. ダンボール箱にビニール袋などをかぶせる

    さらに万全を期す場合や、梱包後に雨の心配が出てきた場合は、ダンボール箱自体をビニール袋で包みます。市販のゴミ袋でも大丈夫です。 梱包や補強に、防水性の高いOPPテープなどを使用しておくとなお良いでしょう。

ポイント
多くのダンボールは湿気を嫌います。雨天時などは早めに荷解きをしたほうが良いでしょう。濡れたまま長期に放置しておくとカビの発生に繋がります。多忙などの理由で荷解きに時間がかかることが分かっている場合は、荷造りしたダンボール箱に除湿剤を入れておくとカビの防止につながるでしょう。

「底抜け」を防ぐために

底抜けを防ぐためのポイント

引越し時の本の梱包・運搬において、もっとも注意しなければならないことのひとつが「底抜け」です。
底抜けを防ぐため、梱包の際には以下の点に気をつけましょう。

  1. ダンボール箱の底面をテープで補強する

    中に物を入れたダンボール箱は底面の中心部に最も圧力がかかるため、底抜けする場合は底フタの真ん中から抜けていきます。 底面の中心部を意識しながらテープを十字にしっかりと貼り、ダンボール箱を補強しましょう。

    一字やH字にテープを貼るだけでは底面の中心部は弱いままですので、あまりオススメはできません。 また、底フタを重ねて閉じる組み立て方は底抜けの危険性が高いです。ダンボールは正しく組み立て、必ずテープで閉じるようにしましょう。

  2. 重心を安定させる

    重い物から下に入れていき、軽い物を後から上に入れるようにしましょう。 重心が安定して底抜けを防げます。

  3. 強度の高いダンボールを使用する

    ダンボールは材質や構造によって強度が異なります。 基本的には厚みがあるほど強度に優れますので、ダンボール選びの際は参考にしてください。

    ただし、ダンボールの耐久性は、内容物の形状や使用環境などによって変化します。 厚みがあれば一概に安心というわけではありませんのでご注意ください。

本棚の荷造り

本の梱包が終わったら、次は空になった本棚の荷造りです。
とは言っても、基本的には「そのまま何もせず引越し業者にまかせる」のが一番です。
本が入っていなければ本棚自体は軽いため、(引越し先の入り口を通過できない場合を除いて)分解する必要もありません。
分解してもトラックの荷台スペースにそれほど影響しませんし、むしろ手間がかかるうえに強度を損なってしまいます。
棚板が外れるタイプの本棚においても、棚板ごとそのままにしておいて大丈夫です。
棚板は外すよりも固定して運ぶことのほうが多いですが、その固定作業も引越し業者が慣れています。
(引越し業者によっては棚を外して梱包することもありますので、気になるようでしたら事前に確認しておきましょう)

そのうえで運搬時のキズが心配である場合は、本棚の角や側面など、ぶつけやすいと思われる箇所をプチプチなどの緩衝材で覆います。
引越し先では剥がすことになりますので、緩衝材を留める際には糊の跡がつきにくい「養生テープ」を使用しましょう。

本の梱包に必要な梱包材はどこで買えるか

ダンボールやテープなどの梱包材は、ホームセンターや梱包資材の専門サイトでご購入いただけます。

ダンボール・梱包資材の専門サイト「ダンボールワン」では、さまざまなサイズに対応したダンボール・梱包資材を多数用意しております。
本の梱包に適したダンボール箱も他種扱っておりますので、ぜひ「ダンボールワン」でご検討ください。

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