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クロステープとは?養生テープや布テープとの違いを徹底解説
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クロステープとは?養生テープや布テープとの違いを徹底解説

荷物の梱包をするときや引越しの養生に使われるクロステープはご存じでしょうか。
クロステープは、これまでのテープでは使われてこなかった新しい素材を使い、強度と作業性の向上を兼ね備えています。各粘着テープの様々な長所を集めたような特徴があり、「とにかく作業時間を短縮したい」といった場合には最適なテープです。今回はクロステープとはどういうテープなのかをはじめ、他のテープとの違いや適した使い方などを紹介します。

クロステープとは

クロステープ

クロステープとは、ポリエチレンなどの素材をベースにつくられているテープです。
OPPテープや布テープなどに比べて軽量で引き出しやすいという特徴があります。
また、手で簡単に切れるほか、布テープのように糸くずが発生しにくく、切り口が綺麗です。
そのため、梱包作業やテープの貼り付けがしやすく、布テープやOPPテープよりも作業効率を良くすることができます。布テープと同等の粘着力もあるので、厚手のダンボール封にも最適です。また、重ね貼りや油性ペンでの文字の記入もできるので、引越しの梱包や収納の仕分けなどにも向いています。

クロステープの原料、製法

クロステープは、ポリエチレンやポリエステルなどを糸状にした化学繊維を使い、縦糸と横糸で編んだ織物(クロス)を基材としています。
このクロスの片面にアクリル系やゴム系の粘着剤を塗布し、もう片方の面にポリエチレン樹脂をラミネート(張り合わせ)したものがクロステープです。
基材はポリエチレンなどのクロス以外に、特殊ラミネートクロスやガラスクロスなどを使ったものもあります。
特殊ラミネートクロスは、ポリエチレンからつくられたヤーン(紡いだ糸)を使い、様々な樹脂でコーティングしたものです。また、ガラスクロスはガラス繊維からつくられたクロスで、引っ張り強度と耐熱性に優れています。

クロステープの強度・粘着力

クロステープは養生テープと見た目が似ていますが、梱包を目的として作られたテープのため、養生(表面保護・マスキング)を目的とした養生テープより強い粘着力があります。
粘着剤に布テープと同じアクリル系やゴム系粘着剤を使っているので、粘着力は布テープと同程度です。ただし、布テープの方が厚みがあるため、強度は布テープの方が高くなっています。また、化学繊維の糸が縦横に編まれているため、OPPテープほど強度はないものの、クラフトテープよりは強くなっています。

クロステープの用途

クロステープは粘着力や強度があるため、輸出用の重たい荷物をはじめ、一般的な宅配便や小包の梱包、ダンボールの封かんなどに使われています。
また、養生テープと同様に引越しや塗装などの際の仮止めや固定などにも多く使われています。
さらに、ガラスクロスなど耐熱性に優れた材質のクロステープは、耐熱トランスや部品等の絶縁・保護、コイルや配管の保護や結束などにも便利です。

カラーバリエーションも豊富

クロステープはダンボールと同じ茶色のものと、下の色が透けて見える半透明のものが主流です。
また、そのほかにワリフ®(メッシュ構造の不織布)を基材として、赤、黄、緑、青、灰色、黒といったカラー展開をしている商品もあります。
カラーバリエーションが豊富なので、用途や梱包物によって色を変えることもできます。

※ワリフ®はENEOSテクノマテリアルの登録商標です。

クロステープと布テープ・養生テープの違い

ここでは、クロステープと布テープ、養生テープとの違いを比較します。
それぞれの特徴やメリットデメリット、用途の向き不向きなどを比べて、より適切な使い方ができるようになりましょう。

布テープ

布テープ

クロステープの基材がポリエチレンやポリエステルなどの化学繊維の糸なのに対し、布テープは基材にスフ(レーヨンの短い繊維)の化学繊維の糸を使っています。
クロステープより厚みがあり、強度があるため重量物の梱包やデコボコした面に向いています。
しかし粘着力がある分、クロステープほどスムーズにテープを引き出せません。
また、布テープは切ったときに糸くずが出やすいですが、クロステープは糸くずが発生しません。
色は、布テープもクロステープも赤、黄、緑、ピンク、白、黒とバリエーションが豊富ですが、クロステープの透明色は布テープにない特徴といえます。

養生テープ

養生テープ

クロステープは梱包を主目的として開発されたテープなのに対し、養生テープは一時的な保護や仮止めを目的としており、剥がすことが前提です。
そのため、粘着力に大きな差があり、養生テープは粘着力が弱いです。
養生テープにはクロステープと同様にポリエチレンのクロスを基材としたものと、紙を基材としているものがあります。
紙を基材としているのはマスキングテープと呼ばれることもあり、特に粘着力が低く、長時間貼りっぱなしにしても糊の跡が残りません。
また、クロス素材の養生テープも紙素材ほどではないですが、他のテープに比べ粘着力が弱くつくられています。
粘着力も大きく異なりますが、クロステープは養生テープより厚みがあるため、強度もクロステープの方が高くなっています。

まとめ

ここまで、クロステープの特徴や他のテープとの違いなどを紹介してきました。
クロステープは、布テープや養生テープといった各粘着テープの良いとこ取りをしたような特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
他のテープに比べて軽量で引き出しやすいので、「多少コストがかかっても、もっと作業スピードを上げたい」という場合には最適なテープです。
また、高い粘着力と透明性も持っているので、「白地の箱に梱包したい」など、シーンに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

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