扇風機を送る場合、梱包や発送方法に困っている人も多いのではないでしょうか。本記事では、扇風機を適切に梱包する方法を紹介します。最近ではサーキュレーター式やタワー型など様々な形の扇風機がありますが、今回は一般的な、羽があるタイプの首振り型扇風機の梱包について解説します。

扇風機の梱包に必要なもの

扇風機の梱包に必要な資材は以下のとおりです。

• ビニール袋

扇風機の本体や部品を入れるための袋です。小さな部品をまとめたり、配送中の水濡れを防いだりします。様々なサイズを用意しておくと便利です。

• 気泡緩衝材

扇風機の本体や部品を包むプチプチや、ダンボールの隙間埋めに使うエアークッションを用意しましょう。多めに準備しておくと安心です。

• 粘着テープ

気泡緩衝材やダンボールをとめるためのテープです。できるだけ強度のある布テープやOPPテープがおすすめです。

• 隙間に詰める紙

ダンボールの隙間埋めに、新聞紙や更紙などの紙を使います。プチプチのような空気の入った緩衝材でもいいでしょう。

• ダンボール

扇風機の部品をまとめて入れられるサイズのダンボールを用意します。
また、羽の部分は立体的で壊れやすいので、羽部分だけを入れる小さめのダンボールも用意しましょう。

扇風機の梱包方法

続いて扇風機の梱包方法を紹介します。しっかり保護して、安全に送りましょう。

1. 扇風機を分解する
   サイズを小さくして送料を抑えるため、扇風機は分解して梱包するのが基本です。
   各パーツを分解したら、乾いた布や掃除機などでほこりをよく取っておきましょう。分解方法は、各商品の取り扱い説明書などを参照してください。
   
2. ビニール袋に入れる
   パーツごとにビニール袋に入れます。
   コードや羽をはめる軸の部分などは、他のパーツや床を傷つけたり、怪我をしたりする恐れがあるので、先にプチプチで包んでおきましょう。
   
3. 気泡緩衝材で包む
   ビニール袋に入れたら、それぞれのパーツを個々にプチプチで包みます。
   
4. 羽部分をダンボールに入れる
   羽はとくに壊れやすい部品なので、プチプチで包んでから、小さなダンボールに入れて保護します。ちょうどいいサイズのダンボールがない場合は、余っているダンボールを使って梱包してください。
   
5. ダンボールに詰める
   重いパーツから順にダンボールに詰めていきます。パーツとパーツの間にエアークッションや新聞紙などを詰めて、パーツ同士のぶつかりを防ぎ、ダンボールの中で動かないようにします。最後にダンボールを粘着テープで封をしたら完成です。

扇風機を梱包・発送するときの注意点

扇風機を梱包・発送するときに気をつけたいポイントを紹介します。

しっかり確認しておきましょう。

ダンボールの中で動かないようにする

ダンボールの中でパーツ同士が動いてしまうと、配送中の振動や衝撃でぶつかり合い、破損してしまう危険性があります。ダンボールに詰めたらテープで封をする前に、一度ダンボールごと動かして、中でパーツが動いていないか確認しましょう。動いてしまう場合は、さらに緩衝材や紙を詰めて固定します。

大きすぎないダンボールを用意する

大きすぎるダンボールでは、中で部品が動いて破損する危険が高まります。またその分、緩衝材を多く入れねばならず、送料も高くなってしまいます。

扇風機のパーツがしっかり入って、あまり隙間ができない程度の大きさのダンボールを使う（もしくは作る）ようにしましょう。

取扱注意のシールを貼る

発送時、ダンボールの表面に「取扱注意」のシールを貼ってもらうと、配送中にドライバーが取り扱いに配慮をしてくれます。シールは配送業者の営業所や郵便局、コンビニなど発送する場所で貼ってもらえます。
シールがない場合は、見やすい位置に大きく手書きで書きましょう。

扇風機のおすすめ発送方法

扇風機は、分解して梱包するなら120～140サイズ、そのまま梱包するなら160サイズ程度で送れます。

ゆうパック

ゆうパックは170サイズ、25kgまでの荷物に対応した日本郵便の宅配サービスです。追跡サービスが付いていることに加え、配送中に破損などあった場合には、最大で30万円まで補償されます。

送料は発送先の地域によって変わりますが、関東から関東へ送る場合は、120サイズで1,530円、140サイズで1,780円、160サイズで2,010円です。

宅急便

ヤマト運輸の宅急便では、200サイズ、30kgまでの荷物を送れます。追跡サービスや時間指定が付いており、配送時に破損した場合、30万円まで補償されます。

関東から関東への配達の場合、120サイズで1,610円、140サイズで1,850円、160サイズで2,070円です。

飛脚宅配便

佐川急便の飛脚宅配便は160サイズまでの荷物を送ることができるサービスです。
ゆうパックやヤマト運輸の宅急便と同様に、追跡サービスや30万円までの補償が付いています。
送料は発送先の地域により異なりますが、関東から関東へ送る場合、140サイズで1,848円、160サイズで2,068円です。

メルカリで送る場合

メルカリから扇風機を送る場合は、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便、梱包・発送たのメル便の利用をおすすめします。

らくらくメルカリ便

らくらくメルカリ便は、メルカリとヤマト運輸が連携して提供している配送方法です。メルカリアプリの取引画面から発送方法を設定でき、宛名書きが不要で匿名配送や追跡サービスを利用できます。破損時にはメルカリによる補償が付いているので、安心して送ることができます。

送料はサービスやサイズによって異なりますが、全国一律料金なので購入者が遠方でも送料を気にすることがありません。らくらくメルカリ便の宅急便で送る場合、160サイズの荷物まで送れます。送料は120サイズで1,200円、140サイズで1,450円、160サイズで1,700円です。

ゆうゆうメルカリ便

ゆうゆうメルカリ便は、メルカリと日本郵便が連携して提供しているサービスです。宛名書き不要や匿名配送、追跡サービス、メルカリによる補償など、らくらくメルカリ便と同様のサービスが付いています。送料もサービスやサイズによって異なりますが全国一律で送れます。

ゆうゆうメルカリ便のゆうパックは100サイズまで。小型の扇風機やサーキュレーターなどであれば送ることができます。送料は100サイズで1,070円です。

梱包・発送たのメル便

梱包・発送たのメル便はヤマト運輸とメルカリが連携して提供しているサービスです。
家具や家電の梱包、発送、開梱、設置までを専用スタッフが行ってくれます。大型の扇風機などを送るときでも、自分で梱包する必要がなく、また梱包材の準備も不要です。
対応サイズは80~450サイズまでで、最長辺が250cm以下、高さが200cm以下のものを送れます。

送料は全国一律で、120サイズが2,400円、160サイズが3,400円です。
らくらくメルカリ便と同様、宛名書き不要で、匿名配送、追跡サービス、メルカリによる補償といったサービスが付いてます。大型サイズや、梱包が難しい特殊な形状の扇風機を送るなら、梱包・発送たのメル便をおすすめします。

まとめ

一般的なサイズの扇風機を送る場合、通常の発送なら日本郵便のゆうパック、メルカリの利用なららくらくメルカリ便が最安値で送れます。

そのままの状態で送るより分解した方がサイズが小さくなり、送料を抑えられるので、分解して送ることをおすすめします。メルカリに出品する場合は、分解して送ることを商品紹介文に書き添えておくといいでしょう。
また、受け取り手がスムーズに組み立てできるように、取扱説明書も同封してあげると親切です。